空き家の悩み 重伝建指定後初の取り壊し
トピックス2019年4月10日
売らない、貸さない、こわさない―の3原則を盛り込んだ住民憲章を作り、旧中山道の風情を伝える町並み保存で知られる木曽郡南木曽町の「妻籠宿」で、空き家1棟の取り壊しが始まった。
約20年前に住民が転居して空き家になり、愛知県在住の家族が数年前から、住民組織「妻籠を愛する会」と引き取りなどを協議。昨年夏、町に寄贈されたが、床や天井などの傷みが進み、町が現状での改修や利活用は難しいと判断した。
我々の街でもよく目にする光景です。
文化財とまでいかないまでも十分文化価値のある歴史的な建物も住む人がいなくなって数年、結局利用するには大規模な改修が必要となり、資金面等も多額となり泣く泣く解体・・・。
こういう光景をどれだけ見てきたでしょう、もう少し早く手を付けていれば大切な宝物となることが出来たのに・・・。
全国にある歴史的な街並みを残してきた地域も明日は我が身と受け取るべきです。