ブロック塀対策、空き家に課題。
昨晩は新潟県で最大震度6強を観測した地震を受け不安な夜を過ごした方も多いと思います。
ちょうど一年前大阪で大きな地震があったこともあり全国で地震に対する防災意識が高まったことと思います。
大阪の地震では倒壊したブロック塀の被害を受けたことから全国でブロック塀に関する防災意識が高まりました。
古い空き家物件ではブロック塀も劣化しているケースが多いです。
一見大丈夫そうに見えますが、鉄筋の入っている場所特に横筋の場所が膨れてブロック自体がひび割れもしくは爆裂していることも多いです。
また古いブロック塀の場合基礎工事がきちんとできていない、控えが入っていないなどから丸ごと倒れそうになっていることも多々あります。
行政でも撤去に関する補助金をだして危険なブロック塀を撤去する方向に進んでますので不安な方は役所に相談するのもお勧めです。
2018年6月に大阪府北部で震度6弱を記録した地震は18日、発生から1年を迎えた。この地震では登校中の女児を含む2人が倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡した。全国の自治体は学校などの危険なブロック塀を撤去、民家向けに改修費を補助するなど対策を進める。空き家や高齢世帯の住宅では危険な塀が放置されている例も多く、対策は道半ばだ。
大阪市は16年度以降、瓦屋根やブロック塀が倒壊する危険性が高い約1190件の空き家を把握した。所有者に対応を促し、うち約450件は改修などが終わった。
残る約540件は市が是正を促すが、対応は不明だ。市は高齢者など住民が撤去費用を捻出できず、対応できていないケースがあるとみている。他の約200件の空き家は所有者と連絡が取れていない。
国は塀の外観に問題がない場合でも内部の鉄筋などの点検を促す。その際は塀を一度壊す必要があり、その後の補修費の負担も重い。国は19年度から塀の診断・改修・撤去費用を補助している。