空き家利用の省エネ改修事業に補助金 補助率は2/3
トピックス2019年7月18日
空き家を収益物件に活用しつつ、CO2も削減できる改修に補助金が出るこの事業。上限なしというのがすごいですね。
ただ設備機器の導入というのがネックになりそう。詳細はサイトを確認してみてください。
静岡県環境資源協会(静岡県静岡市)は7月16日、空き家となっている戸建などを業務用施設として利活用する事業において、既存設備を改修し省CO2性の高い設備機器を導入するための補助金の公募を開始した。
対象となる事業は、空き家などを業務用施設に改修し、15%以上のCO2削減に資する省エネ・省CO2性の高いシステムや高性能設備機器等を導入するもので、空き家などの所有者である民間企業などが応募できる。
補助率は、対象経費の2/3以内(上限なし)。補助事業の実施期間は単年度で、交付決定日以降に事業を開始し、2019年2月20日までに事業を完了することが条件となっている。
日本では、近年空き家などが増加しており、政府としても防犯・景観の観点から、対策が急務となっている。一方で、近年、空き家について福祉施設などに転用する例が見られるなど、今後は業務用施設として活用することが増加するものと考えられる。そこで、空き家などを業務用施設に改修しつつ、省CO2化を図ることを目的に、この事業は実施される。
対象施設は、戸建、店舗併用住宅(集合住宅、業務用施設は対象外)で、「空き家状態が概ね1年間以上継続していること」「新築ではないこと」など、空き家としての要件を満たしているもの。
応募方法や公募説明会の詳細は、この公募の執行団体を務める静岡県環境資源協会のウェブサイトを参照のこと。