空き家管理の専門家、空き家管理士とは

空き家管理、実家の管理とは今までご近所さんや、近くに住んでいる親類の方にお願いすることが多く、ご厚意に甘える部分が多い分野でした。

しかしながら昨今の空き家の増加とともに、空き家に関する苦情が多くなり、今までの厚意に甘えるというレベルでの作業では立ち行かなくなってきました。

また、空き家の特措法改正によりこれまでの「特定空き家」に加えて新たに「管理不全空き家」という制度が始まります。

この「管理不全空き家」に認定されると「特定空き家」同様に、固定資産税の減免措置が外れ固定資産税がこれまでの約6倍になります。

空き家の所有者のみなさんにとっては、これまで以上に空き家の管理、実家の管理に関して負担が増えることになります。

しかし空き家といえども他人の財産です。きちっとした法規制に遵守した形で適正に管理することが重要です。また、一軒一軒作業の内容や手順、チェック部分も異なり、せっかくの空き家管理がうまく財産の保護に結びつかないケースも考えられます。

そこで我々が今まで培ってきたノウハウと広い専門知識を身につけることで今まで空き家をネガティブにとらえていた所有者の方に、ワクワクしてもらえるようなサービスを提供できればと思っています。

空き家は決してご先祖様の負の財産ではありません。思いのこもった建物はいつまでも快適な空間を与え続ける可能性を持っています。 こういった思いを共有できる皆様と空き家管理士としてともに活動しながら、ワクワクの種をまき続けたいと思っております。そのためのサービスを事業として行うために空き家管理士としての知識を身につけてもらいたいと思います。

既に、空き家の管理にかかわっておられる方もこの機会に一緒に活動できればより一層空き家管理の実務だけでなく空き家の可能性に挑戦する機会になることを心より願っております。

空き家対策は地域の大きな問題

2018年は総住宅数は6,241万戸と5年前に比べ178万戸増加し空き家の数は846万戸と5年前に比べ26万戸増加しました。
空き家率(総住宅数に占める割合)も13.6%と過去最高となっており、適正に管理されていない空き家は防犯や衛生環境の面などでも地域の大きな問題となっております。
空き家率都道府県
空家率高い県1
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急激に増え続ける空き家予備軍

そのうえ、高齢者単身世帯と高齢夫婦世帯の合計約1,563万世帯空き家予備軍と考えると、この数字は急激に増え続けるものと思われます。
現に住宅の着工数と滅失数のいくつかの試算によると2040年には空き家率が43%になるというシナリオも発表されています。
参照元: 内閣府

空き家管理・実家管理の現状

また、価値総合研究所が行った「空き家」に関する調査によると、空き家の所有者のうち売却や賃貸などを検討している人は24.0%で71.0%の人は特に何もしないまま放置している状態、さらに空き家について特に管理すらしていない人が12.8%もいる状況です。
こうした社会背景をうけ近年空き家の管理を行う事業者も増えてきました。
しかし、現時点で空き家管理に関する法整備などは整っておらず、場合によっては軽い気持ちで参入している業者も見受けられます。われわれ一般社団法人空き家管理士協会は業界の先駆者として、空き家管理の社会的役割と事業者の質の向上、業界の認知度の向上を目指すために空き家管理士の認定とともに空き家管理に関する情報や資料の提供、空き家管理に関する調査研究や研修の実施、啓発や後方活動を通して業界を牽引していく責任があると考えております。

空き家管理士のミッション

我々は空き家の管理を通して空き家の可能性に挑戦します!

空き家は負の財産ではありません。適正な管理によって所有者や周辺地域の宝にすることができます。

我々は空き家の管理を通して安心を提供します!

空き家の所有者の安心は周辺住民の安心につながり地域社会の安心へとつながります。

我々は空き家の管理を通してスムーズな資産継承のお手伝いをします!

空き家の管理は個人の資産の保護であり、ひいては資産の価値の管理でもあります。

空き家管理士の活動方針

  1. 少子高齢化や核家族化によって空き家に対して様々な需要が高まる昨今、それに対応すべく“空き家管理士”の業務を十分に理解しさらに空き家問題のスペシャリストとして活動していきます。
  2. 消防法や建築基準法など関係法規を学び空き家管理士の業務の様々な事項に対し正しい知識を持ちそれに伴った的確な処理を行うことを目的とします。
  3. 実際の業務の中でつちかったノウハウを協会の中で共有することでより円滑な業務の遂行を行うことができます。
  4. 「空き家管理士」の資格認定をとおして空き家管理業に一定のガイドラインを設けその中で各種関連法令を遵守する指導を行い、空き家管理士の健全化をはかります。
  5. 行政との積極的な連携をはかり、放置空き家の撲滅を目指しながら空き家管理士の地位向上をはかります。

空き家管理までの流れ

※一般的な流れであり、契約内容により若干流れが変わることがあります。

空き家管理報告書の例

現在は空き家管理士の皆さんに、空き家管理士専用ツール『空き家管理コネクト』を無料でお使い頂いてます。

空き家管理コネクトの特徴

デモ画面2

デモ画面1

報告書はスマホ、タブレットからSNSに写真を投稿する感覚のシンプルな操作で、事務作業が大幅に削減されます。

空き家管理士協会への入会でのメリット

  1. 空き家管理士と名乗って営業活動することができる。
  2. 年に一回の実地研修を受講しスキルアップすることができる。
  3. 協会名、ロゴマークを名刺等で使うことができる。
    ※空き家管理士 登録第5722840号
  4. 協会の契約書、報告書を使うことができる(スターターキットの提供 ※有料)
  5. 協会内での情報を共有することでより一層サービスの向上を図れる。
  6. 法令等の最新情報を随時得ることができる。
  7. 社会のニーズに応えて地域への貢献が図れる。
  8. 本業とのシナジー効果が期待できる。
  9. 当協会の顧問弁護士に相談することができる(示談交渉や訴訟等を行う場合の代理人費用 <着手金及び報酬金>)が10%オフになる。

会員規約

一般社団法人 空き家管理士協会の会員規約については、以下のファイルをご覧下さい。

PDF: 空き家管理士協会 会員規約

クレジットカード
2019年3月より、一般社団法人空き家管理士協会の皆さんの年間登録料のクレジットカード支払いが可能となりました。利用できるクレジットカードはVisa,Master,JCB,Amex,Dinersです。ぜひご利用ください。
商標登録証サムネイル
空き家管理士」は一般社団法人 空き家管理士協会の登録商標です。
【登録第5722840号】
リーガルプロテクト
会員の皆様に安心して活動して戴ける環境作りを目指し、一般社団法人空き家管理士協会は「弁護士法人ベリーベスト法律事務所」と顧問契約をしております。