〈脱・雑魚寝〉空き家を避難所に活用したい。社会実験にご協力お願いします
1年ちょっと前、今のような新型コロナウィルスがまだ猛威をふるう前、ひっそりと社会実験を行いました。
一年を問わず、いろんなところで何度も起きる自然災害。
そのたびにテレビに映る避難所の光景を何度も目にしてきましたが、いまだに体育館や公民館で雑魚寝という避難所が多いです。これは特に小さい子供がいる家族には肉体的にも精神的にも負担が大きすぎます。
コロナ禍における避難所の問題は、密閉・密集・密着を避けるために、通常の災害発生時よりも、できる限り多くの避難所の開設を図る必要があります。
空き家管理士協会ではこのような現状を少しでも改善するべく、自分の所有している空き家・留守宅などを避難所に使ってもいいよ、という方の数や地域などの調査を行いました。
結果的にはほとんど反響がないまま今に至っていますが、いまでも定期的に自治体や、マスコミ関係のみなさんから問い合わせが来ます。
空き家は全国に約846万戸あり、その中で賃貸用でも売買用でも別荘でもない空き家が約350万戸あります。
空き家の内、震度6強~7でも倒壊しないという、新耐震基準を満たす1981年以降の家が約3割といわれています。つまり100万戸を超える空き家が災害時に利用可能だという事です。家族単位で避難することを考えると100万世帯の受け皿になり得るという事です。
もちろん数字の上での話ですが・・・
なぜ、空き家が避難所に最適なのか・・・多くの空き家で食器や毛布など家財道具がそのままのケースが多いという事、また水道、電気などのインフラが利用可能なものが多いという事、はかなり早期の受け皿としてメリットがあると思います。
こういったことを含めてもう一度皆さんの意識調査を行い、その調査をもとに自治体などと連携しながら、様々な提案をしていと思います。
・まずは自分の所有している空き家・留守宅などを避難所に使ってもいいよ、という方の数や地域などの調査を行いたいと思います。
・その後、そういった物件をうまく登録・整備・活用等できる環境を整え、空き家というストックをうまく活用した避難所を設けることができればと考えています。
今回、避難所として使ってもいいよ・・という物件をお持ちの方は、物件の場所などを協会HPのご相談フォームからお知らせいただければと思います。
ご相談フォームはこちらhttps://www.akiyakanrishi.org/owner-contacts
お名前・物件の住所(○○市)など入力いただき、内容のところに登録可能と入れて送信してください。
※今回の調査は皆さんの意識やストックの状況を調べるもので即登録・利用というものではありません。