この時期に多い悩み、鳥の巣を撤去すると法律違反になる場合も。
この時期、空き家を巡回してるとツバメなどが巣づくりをしている場面に遭遇することがよくあります。
また、近くに神社や公園などがあると、鳩が巣を作る場合があります。
鳥たちも、空き家という事で安心して巣を作っているところに遭遇します。
昔から「ツバメが巣を作る家は繁栄する」といわれたりしますが、フンなどの被害から所有者の皆さんはできれば来てほしくないと思われていることがほとんどです。
フンは屋根や外壁、ベランダを汚すだけでなく悪臭も放ちます。
雨の日やこれから夏場にかけては、臭いが特に強くなります。(実は今朝、うちの家にも思いっきり鳥のフンがついてました)
フンの中には感染症の原因となる細菌が含まれており、放置すると感染症などの病気になってしまう可能性もあります。
また、フンに含まれる成分、とくに尿酸が強力な酸性のため、金属類の腐敗を促進してしまうこともあり、人だけでなく建物または周辺の車などにも影響が及びます。
また、一度巣を作ると毎年同じ所や、周辺に作ることも多く、毎年悩まされる…という事にもなりかねません。
そんなわけで、鳥の巣は見つけたらすぐにでも取り除けたいけれど、ちょっと待って・・・巣の中で卵を産んでいる、もしくはヒナがいたりすると「鳥獣保護管理法8条」に違反になります。
鳥獣保護管理法では、自治体の許可なく卵やヒナがいる巣を壊した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
という事で巣ができてしまったらおとなしくヒナが飛び立つのを待って、巣を除去し、周辺の清掃をし、来年に備えた対策をします。
ネットなどを張ることが多いですが、いまはいろんな忌避剤等も出てるのでいろいろ試しています。また、場合によっては専門業者さんの力を借りることもあります。
こちらの記事はnoteで書いたものを掲載しています。
空き家の可能性に挑戦!!