ウィズコロナで葬儀のあり方にも変化が。葬祭業者が故人の空き家見守り

トピックス2022年1月23日

今朝、事務所に来ると同業者の親族の方の葬儀のお知らせが届いていました。
今回の葬儀もそうですが、最近では、葬儀も近親者のみで行うケースが多く、その場合、香典についても遠慮されることがほとんどです。

個人的にもコロナ以前は、年に5~6回葬儀やお通夜に行っていたのが、この2年は一度も行っていません。

コロナウィルスの影響で「三密」(密集、密接、密閉)が起こりやすい葬儀の現場では、安心して葬儀が行えるよう、簡素化や少人数化の動きが加速しました。
オンライン会葬や、オンラインでの香典システムも出てきているようですが、僕の周りではまだ実際に経験したことはありません。

以前から、僕の住んでいる地方でも、ご近所さんまで巻き込んだ盛大な葬儀は、減ってきている感覚だったのが、ここにきて一気に加速した感覚です。

ウィズコロナ時代の葬儀のニューノーマルはこういった簡素化、近親者のみの方向へ向かいそうです。

とはいえ、高齢化がますます進む日本においては、葬儀自体は増えていくトレンドはしばらく続きます。

そうなったときの、業界の新たなオプションサービスとして出てくるのが、遺品整理と空き家管理です。

空き家管理に関しても、以前からアフターサービスなどで提供している事業者さんもいましたが、ここにきて急激に増えてきました。

両親が施設などに入所したり、亡くなったりしたタイミングで、実家が空き家になるケースが多いという事は、葬儀業者はかなり近いところで話を聞くことになると思います。

これまでは、葬儀が終わればそこでお付き合いも終わる、というのが普通でしたが、空き家を管理をすることで、お客さんと長いお付き合いが可能になります。

今後も、葬儀に関して簡素化が進むなか、空き家管理と遺品整理なども複合的に提供する葬儀業者が増えてきそうですね。

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