この時期から空き家管理は大変です。
連休が明け暖かくなっていい気候になりました。
汗ばむくらいの日もありますがこのくらいの気温が一番気持ちいいですね。
しかし、空き家管理の現場はここから大忙し。
草はどんどん伸びるし、木の枝はどんどん伸びて隣の敷地まで伸びるし、カラスやツバメが巣づくりに励むし・・・。
月に一度の巡回で対応するのがギリギリです。
我々が通常巡回時に気を付けているのは、管理しているお宅から木の枝が伸びて隣の敷地まで伸びていないかというところですが、逆に隣の空き家などから枝が伸びてきて、こちらの屋根に当たって瓦を傷めたり、落ち葉が雨どいに詰まってそれが原因で雨漏りを引き起こすということもあります。
雨もりの原因って意外と雨樋のつまりだったりするんです。
こういった場合に困るのが、隣の家から伸びてきている枝を勝手に切ること違法で法律で罰せられることもあるという事です。
なんとも理不尽な気がしますが、カラスやツバメなど鳥の巣なども実は厄介なんです。
鳥の巣は見つけたらすぐにでも取り除けたいところですが、巣の中で卵を産んでいたり、ヒナがいたりすると「鳥獣保護管理法8条」に違反になります。
鳥獣保護管理法では、自治体の許可なく卵やヒナがいる巣を壊した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。
しかし鳥のフンの中には感染症の原因となる細菌が含まれており、放置すると感染症などの病気になってしまう可能性もあります。
また、フンに含まれる成分、とくに尿酸が強力な酸性のため、金属類の腐敗を促進してしまうこともあり、人だけでなく建物または周辺の車などにも影響が及びます。
また、一度巣を作ると毎年同じ所や、周辺に作ることも多く、毎年悩まされる…という事にもなりかねません。
という事で巣ができてしまったらおとなしくヒナが飛び立つのを待って、巣を除去し、周辺の清掃をし、来年に備えた対策をします。
場所によってはネットを張ったり、忌避剤を使ったり、なるべく木の枝を伸ばさないようにしたり、家や鳥ごとの様々な対応が必要です。
空き家の可能性に挑戦!!