「管理不全空き家」とはどんな状態?イラストで解説します。

お知らせ2023年12月12日

今回の改正空き家特措法で注目は【管理不全空家】制度です。
「管理不全」と勧告された空き家については、固定資産税の住宅用地特例が解除され、更地と同じ固定資産税がかかるという事で、税金が約6倍になるというところです。

では、管理不全状態とはどんな状態か。自分の実家は大丈夫かな・・・とご心配の方も多いかと思います。

という事で管理不全状態をわかりやすくするためにイラストで表してみました。

・空き家管理状態・・・雨漏り等もなくリフォームやリノベーションで生まれまわることができる状態。空き家管理とはこの状態を維持することを言います。

・管理不全空き家(新設)・・・放置すれば特定空き家になる状態。
空き家になって草や木の対策や建物の管理をせず概ね5年ほど経過すればこういった状況になることが多いです。
特に雨漏りや蔦などの繁茂があると建物に対する損傷も大きくなります。

・特定空き家・・・代執行による強制的な解体も有り得る状態。
「特定空き家」の定義として
①そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態   
②そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態
③適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
④その他周辺の生活環境の保全を図るために放置していることが不適切である状態で、周辺への影響度や危険度、緊急性により代執行で解体もあるレベルです

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