神戸市の老朽空き家、新たに430件
トピックス2019年5月17日
いろんな自治体で空き家の解体補助金が設けられています。
ただ、解体後何年間か建物を建てることができないケースや破損状況のひどいものから優先されるなど、使いずらい面もあるようです。
これまでに神戸市が把握した、管理不全の空き家は計1391件。このうち、市の指導で所有者が建物を撤去・補修したり、市が応急措置を施したりして558件が「改善済」となった。一方で改善指導中の空き家が474件、登記上の名義人が亡くなっているなど、市が所有者を調査中の空き家が359件残っている。
市は老朽化した空き家や放置された家屋の解体を促すため、一定の条件に当てはまる場合に費用を助成する。約500件について、50万円を上限に経費の3分の1を公費負担。6月3日から申請を受け付ける。
対象となるのは
- 神戸市内にある家屋(用途・構造は問いません)
- 解体(申請)しようとする家屋で、昭和56年5月31日以前に着工された家屋
- 次の号のいずれかに該当すること。
- 屋根、外壁若しくは基礎等に腐朽又は破損のある空き家
- 腐朽又は破損のある3年以上の空き家
- 幅2メートル未満の道路のみに接する敷地に建つ家屋
- 面積60平方メートル未満の土地に建つ家屋
50万円で500件とはなかなか思い切った印象を受けますが、解体後にどのような風景が待っているのか気になるところです。